結婚相談所の市場規模は拡大を続けている
経済産業省の特定サービス産業動態統計によると、結婚相手紹介サービス業の市場規模は2024年に推計約700億円を突破しました。2019年の約580億円から5年間で約20%の成長です。
この成長を牽引しているのは「オンライン完結型」の結婚相談所です。コロナ禍をきっかけにオンラインお見合いが普及し、地方在住者や忙しい会社員でも気軽に婚活できるようになりました。
特にエン婚活エージェント、スマリッジなどの低価格オンライン型は、入会金1万円前後・月会費1万円前後という価格帯で新規会員を獲得。従来「結婚相談所は高い」と敬遠していた20代・30代前半の層を取り込んでいます。
一方、従来型の対面式結婚相談所も堅調です。高額な成婚料モデルは「結果が出なければ大きな費用はかからない」という安心感があり、特に35歳以上の本気度の高い層に支持されています。。このような市場の多様化に対応するためには、利用者も「自分のニーズを明確に理解する」ことが重要です。例えば、「短期間で結婚したい」と考える人と「じっくり相手を探したい」と考える人では、選ぶべき相談所の特性が大きく異なります。また、「サポートが充実している方が良い」と考える人と「できるだけ安く済ませたい」と考える人でも、選択が変わります。2026年の市場では、利用者が「自分たちのニーズに合った相談所」を選ぶための情報が、より多く提供されるようになっています。この豊かな情報環境を活用して、最適な相談所選びを行うことが、成婚への最短路につながるのです。
IBJ・コネクトシップ・BIU——3大連盟の勢力図
2026年時点の主要連盟の会員数は、IBJ(日本結婚相談所連盟)が約9.5万人、コネクトシップが約7.3万人、BIU(日本ブライダル連盟)が約6.6万人。この3つで婚活市場の大部分をカバーしています。
IBJは加盟店数約4,300社で圧倒的なシェア。自社開発のマッチングシステム「IBJS」と、AIを活用したお相手提案機能が強みです。2025年にはAIによる「価値観マッチング」機能を追加し、プロフィール条件だけでなく趣味や生活スタイルの相性も考慮したマッチングを実現しています。
コネクトシップはパートナーエージェントが運営するプラットフォーム。エン婚活エージェント、ゼクシィ縁結びエージェント、スマリッジなどが参画し、「低コスト×高品質」路線で会員を増やしています。
BIUは主に地方の個人経営相談所が多く加盟。ベテラン仲人による手作りのお見合いが特徴です。デジタル化は遅れ気味ですが、「人の温かみ」を求める会員から根強い支持を得ています。
成婚率データの読み方——数字のトリックに注意
結婚相談所の広告でよく見る「成婚率○○%」。この数字は各社で計算方法がバラバラなため、単純比較はできません。
最も一般的な計算式は「成婚退会者数÷全退会者数」。つまり「辞めた人のうち何割が成婚して辞めたか」です。しかし中には「成婚退会者数÷全会員数」で計算している社もあり、当然こちらの方が数字は低くなります。
さらに「成婚」の定義も異なります。IBJ系では「プロポーズ成功」が成婚ですが、一部のデータマッチング型では「真剣交際に入った時点」で成婚としてカウント。後者の方が当然数字は高くなります。
信頼できるのは「活動期間1年以内の成婚退会率」です。入会から1年以内に成婚退会できた割合が30%以上なら優秀と言えます。また、経済産業省のガイドラインでは成婚率の表示に計算方法の明記を推奨しています。数字を見たら必ず「どの計算式で出した数字ですか?」と確認しましょう。
会員の年齢・年収分布——ボリュームゾーンはどこか
IBJの公開データによると、男性会員のボリュームゾーンは「35〜44歳・年収500〜700万円」、女性会員は「30〜39歳」です。
男性の年収分布を見ると、500万円以上が全体の約65%を占めます。年収400万円未満は約15%。結婚相談所は「年収証明書」の提出が必須のため、この数字は信頼できます。マッチングアプリでは自己申告のため、年収の信頼性に差があります。
女性の職業分布では、会社員が約60%、公務員・教職が約10%、医療系が約10%。近年は女性の年収条件を気にする男性も増えており、共働き前提のカップルが主流になっています。
年齢層で見ると、20代後半〜30代前半の「若い会員」が徐々に増加傾向。これはオンライン型の低価格化が後押ししています。一方、45歳以上の会員比率も増加しており、再婚活動や中高年の婚活ニーズも確実に拡大しています。
地域別では東京・大阪・名古屋の三大都市圏に会員が集中。地方は会員数が限られるため、複数連盟加盟の相談所を選ぶか、オンライン型で全国の会員にアクセスできる環境を整えることが重要です。
地方の方は「オンラインお見合い対応」の相談所を選ぶと、都市部の会員ともマッチングしやすくなります。
2026年のトレンド:AI活用と婚前契約
2026年の結婚相談所業界で注目すべきトレンドは2つ。「AIマッチングの高度化」と「婚前契約(プレナップ)の普及」です。
AIマッチングは従来の条件検索を超え、会話履歴や行動パターンから「相性」を予測する段階に入りました。IBJは2025年にAI分析による「価値観スコア」を導入。お見合い成立率が従来の1.8倍に向上したと発表しています。
婚前契約については、特に再婚者や高収入層で関心が高まっています。財産の取り決めだけでなく、「家事の分担」「子育ての方針」「お互いの親の介護」など、結婚前に合意しておくべき項目を明文化する動きです。一部の結婚相談所では弁護士と提携し、婚前契約のサポートサービスを提供しています。
また「婚活と転職の同時進行」も新しいトレンドです。結婚を機に転居する場合の転職サポートや、リモートワーク可能な企業の紹介など、結婚と仕事をセットで支援するサービスが登場しています。
まとめ:データが示す「結婚相談所の選び方」
データから見える結婚相談所選びのポイントは明確です。
会員数の多さを求めるならIBJ系。コストパフォーマンスを重視するならコネクトシップ系。手作りのサポートを求めるならBIU系の個人経営。
成婚率は計算方法を確認した上で参考にし、最も信頼できる「1年以内成婚退会率」を基準に比較しましょう。
自分の年齢・年収が「ボリュームゾーン」に入っているかも重要な判断材料です。ボリュームゾーンに入っていればマッチングしやすく、外れている場合はより手厚いサポートのある相談所を選ぶべきです。
結婚相談所の市場は拡大し、選択肢は増えています。データを正しく読み、自分に合った一社を見つけてください。
市場拡大と多様性の増加
。結婚相談所の市場規模は、毎年拡大しています。利用者が多様化するにつれて、サービスの質も向上しています。このような市場の発展により、利用者にとってより多くの選択肢が提供されるようになったのです。また、業界全体の競争が激化することで、各相談所が自分たちのサービスを改善する動機づけになっています。例えば、オンラインサービスの充実、サポート体制の強化、料金体系の透明化など、利用者にとってプラスになる変化が起きています。2026年の結婚相談所業界は、かつてないほど利用者にとって良い環境が整いつつあるのです。
市場の発展に伴い、利用者にとって選択肢が増えています。このような環境では、正しい選択が成婚の確率を大きく高めるのです。
2026年の婚活市場での成功戦略
2026年の結婚相談所市場では、利用者の多様性が増しています。これは、一人一人にとって、より多くの選択肢が存在することを意味します。ただし、選択肢が増えることで、逆に「どの相談所を選ぶか」という判断がより複雑になっています。市場全体のトレンドを理解し、自分のニーズに合った相談所を選ぶことが、成功への最短路になるのです。また、2026年の市場では、オンラインと対面型のハイブリッドサービスを提供する相談所も増えてきています。このような新しいサービス形態も、選択肢として考慮する価値があります。
複数の連盟に加盟している相談所もあります。出会いの母数を増やしたいなら、2つ以上の連盟に加盟している店舗を検討しましょう。