公開:2026-03-05
更新:2026-06-03
結婚相談所の連盟比較——IBJ・コネクトシップ・BIU・TMSの違いを徹底解説
主要4連盟(IBJ・コネクトシップ・BIU・TMS)の会員数・加盟金・月額費用・システム特徴を比較表つきで解説。中立的な視点で、あなたの相談所に合った連盟選びをサポートします。
この記事の要点
- IBJ約9.5万人、コネクトシップ約7.3万人、BIU約6.6万人と連盟ごとに会員規模が異なる
- 加盟金はIBJの約160万円からBIUの約30万円まで大きな開きがある
- 会員数だけでなくシステムの使いやすさ・サポート体制・地域特性で選ぶことが重要
- 複数連盟への加盟(掛け持ち)も選択肢の一つだが、運用コストとの兼ね合いを検討すべき
結論:連盟選びは「自分の相談所の強み」から逆算する
結婚相談所を開業・運営するうえで、どの連盟に加盟するかは経営の根幹を左右する意思決定です。結論から言えば、会員数の多さだけで選ぶのは危険です。自分の相談所がどんな会員層をターゲットにし、どんなサポートスタイルで運営するかを先に決め、それに合った連盟を選ぶべきです。
現在、結婚相談所業界の主要連盟はIBJ(日本結婚相談所連盟)、コネクトシップ、BIU(日本ブライダル連盟)、TMS(全国結婚相談事業者連盟)の4つです。それぞれに特徴があり、会員の属性、加盟金、月額費用、システムの使い勝手が異なります。
私たちがこれまで多くの相談所オーナーから相談を受けてきた中で、連盟選びで後悔するパターンは共通しています。それは「周囲のオーナーがIBJに入っているから」「ネットの情報でなんとなく」という理由で選んでしまうケースです。連盟は一度加盟すると簡単には変更できません。加盟金が数十万円から百万円以上かかるため、安易な選択は経営を圧迫します。
この記事では、主要4連盟の特徴を中立的な立場で比較します。特定の連盟を推奨する意図は一切ありません。あなたの相談所に最適な連盟を選ぶための判断材料としてお使いください。
連盟選びで相談を受けることが非常に多いのですが、「なんとなくIBJ」で決めてしまい、あとから他連盟の存在を知って後悔する方が少なくありません。まずは全体像を把握してから判断してください。
主要4連盟の比較表——会員数・費用・システム一覧
まず、4連盟の基本データを比較表で整理します。数値は2026年4月時点の公開情報に基づきます。
【連盟比較表】
| 項目 | IBJ | コネクトシップ | BIU | TMS |
|------|-----|-------------|-----|-----|
| 会員数 | 約9.5万人 | 約7.3万人 | 約6.6万人 | 約5万人 |
| 加盟店数 | 約4,300社 | 非公開(大手含む) | 約1,700社 | 約1,500社 |
| 加盟金目安 | 約160万円 | 非公開(企業交渉) | 約30〜50万円 | 約50〜80万円 |
| 月額費用目安 | 約1.5万円 | 非公開(企業交渉) | 約0.6〜1.5万円 | 約1〜2万円 |
| 成婚料目安 | 会員から22万円 | 企業により異なる | 会員から10〜20万円 | 会員から15〜20万円 |
| システム | IBJSシステム | CONNECT-ship | BIUシステム | TMSシステム |
| 向いている相談所 | 都市部・フルサポート型 | 大手企業運営型 | 地方・個人経営型 | 中規模・仲人型 |
注意点として、加盟金や月額費用は交渉や加盟時期によって変動します。特にコネクトシップは企業向けプラットフォームのため、個別交渉が基本です。上記はあくまで目安として参考にしてください。
会員数については、各連盟が異なるカウント方法を採用している場合があります。「アクティブ会員数」と「累計登録者数」では数字が大きく変わるため、加盟前に「現在活動中の会員数」を確認することが重要です。なお、業界全体のガイドラインはJLCA(結婚相手紹介サービス業認証機構)が整備しており、各連盟の運営が業界規範に沿っているかを確認する際の参考になります。
数値は各連盟の公式サイト・説明会資料等から取得したものですが、時期や条件によって変動します。加盟検討時は必ず各連盟に直接確認してください。
IBJ(日本結婚相談所連盟)の特徴と注意点
IBJは会員数約9.5万人、加盟店約4,300社を誇る国内最大規模の連盟です。知名度が高く、「結婚相談所といえばIBJ」というイメージを持つ方も多いでしょう。
IBJの最大の強みは、IBJSシステムと呼ばれるマッチングプラットフォームの完成度です。会員検索、お見合い申込み、スケジュール調整、交際管理までをオンラインで一元管理できます。加盟店向けの研修制度も充実しており、開業初心者でもシステムの使い方を学べます。
一方、注意すべき点もあります。まず加盟金が約160万円(初期費用込み)と、4連盟の中で最も高額です。月額費用も約1.5万円かかるため、開業初期の資金繰りに影響します。また、IBJはルールが厳格で、お見合い成立後のキャンセルや交際期間のルールが細かく定められています。自由度の高い運営を望むオーナーには窮屈に感じることもあります。
会員層は20代後半〜40代前半が中心で、特に都市部の30代会員が多い傾向です。地方で開業する場合、近隣にIBJ会員が少なくお見合いの移動距離が長くなる可能性があります。加盟前にターゲットエリアの会員数を必ず確認しましょう。
IBJについてさらに詳しくはIBJ加盟で結婚相談所を開業する手順と費用の記事で解説しています。
IBJは「最大手だから安心」と考えがちですが、加盟店が4,300社もあるということは、同じエリアに競合がひしめいているということでもあります。差別化戦略とセットで考えてください。
コネクトシップ・BIU・TMSの特徴と使い分け
コネクトシップは、パートナーエージェントやエン婚活エージェントなど大手結婚相談所サービスが参画するプラットフォームです。会員数は約7.3万人。個人の結婚相談所が単独で加盟するというよりも、企業規模の相談所が利用するケースが多いのが特徴です。システムのUI/UXは洗練されており、会員にとっての使いやすさは高い評価を受けています。ただし、加盟条件や費用は個別交渉が基本のため、開業直後の個人経営には敷居が高い場合があります。
BIU(日本ブライダル連盟)は会員数約6.6万人、加盟店約1,700社の連盟です。最大の特徴は加盟金の低さ(約30〜50万円)と、地方の個人経営に強い点です。月額費用も約0.6〜1.5万円と比較的低コストで運営できます。仲人同士のネットワークが活発で、「仲人推薦」によるお見合い成立が多いのも特徴です。一方、システムの機能面ではIBJに劣る部分があり、ITリテラシーの高い会員からは物足りなさを感じることもあります。
TMS(全国結婚相談事業者連盟)は会員数約5万人、加盟店約1,500社。中規模の結婚相談所に向いており、研修制度やサポート体制が充実しています。加盟金は約50〜80万円とIBJとBIUの中間に位置します。TMSは仲人の育成に力を入れており、開業後のフォロー研修や勉強会が定期的に開催されています。
どの連盟を選ぶかは、ターゲットとする会員層・運営スタイル・資金力の3つの軸で判断しましょう。なお、各連盟の成婚率の計算方法が異なる点にも注意が必要です。詳しくは成婚率の正しい計算方法の記事で解説しています。
BIUやTMSは大手に比べて情報が少ないため、説明会に参加して直接話を聞くことをおすすめします。
連盟選びで失敗しないための5つのチェックポイント
連盟選びで後悔しないために、加盟前に必ず確認すべき5つのポイントをまとめます。
1. ターゲットエリアの会員数を確認する
全国の会員数が多くても、自分が開業するエリアに会員がいなければ意味がありません。各連盟に「○○県の20代〜40代のアクティブ会員数」を具体的に聞きましょう。
2. 加盟後のランニングコストを試算する
加盟金だけでなく、月額費用・システム利用料・研修費・年会費を含めた年間のランニングコストを計算します。月の売上がゼロでも固定費は発生するため、最低6ヶ月分の運転資金を確保したうえで連盟を選びましょう。
3. システムのデモを体験する
各連盟のマッチングシステムは、実際に触ってみないとわかりません。説明会やデモ体験の機会を活用し、自分自身が使いこなせるかを確認してください。
4. 既存加盟店の声を聞く
連盟の公式情報だけでなく、実際に加盟しているオーナーに話を聞くことが最も参考になります。勉強会や交流会に参加して、リアルな評判を集めましょう。
5. 退会条件を確認する
万が一合わなかった場合の退会手続き・違約金・退会後の制約も確認しておきます。加盟金が返金されないケースがほとんどですが、退会の手続きが煩雑な連盟もあるため事前確認は必須です。
私の経験上、加盟前に3つ以上の連盟の説明会に参加したオーナーは、加盟後の満足度が明らかに高いです。比較検討の手間を惜しまないでください。
まとめ——連盟は「道具」であり「目的」ではない
主要4連盟の特徴を整理してきましたが、最も大切なのは連盟に依存しすぎない経営姿勢です。連盟はあくまで会員データベースとシステムを提供する「道具」であり、結婚相談所の価値を決めるのはあなた自身のサポート力と経営力です。
同じIBJに加盟していても、成婚数ゼロの相談所もあれば年間30組以上の成婚を出す相談所もあります。この差は連盟の違いではなく、オーナーの集客力・カウンセリング力・フォロー体制の違いです。
連盟選びに正解はありません。自分の相談所のターゲット会員層、運営エリア、資金力、そしてどんなサポートをしたいかという「想い」に合った連盟を選んでください。迷ったら、まずは複数の連盟の説明会に参加し、実際のオーナーの声を聞くことから始めましょう。
連盟の比較検討は、結婚相談所経営の第一歩です。この記事が、あなたにとって最適な選択のお役に立てれば幸いです。
※ 本記事の運営元であるNAMI-RENSAは結婚相談所向けマーケティング支援を行っています
連盟選びに関するご相談も承っています。お気軽にお問い合わせください。
2026年の連盟業界最新動向——会員数競争×システム刷新×手数料体系の見直し
2026年の連盟選びは、公称会員数だけでなく「アクティブ会員数」とシステムのAI対応で見極める時代に入りました。連盟間の競争が激化し、各社が機能と料金を見直しています。
動向1:アクティブ会員数で比較する視点
公称の総会員数は休眠会員を含むため、直近3ヶ月にログイン・申込のある実働会員で比較するのが実態に近い判断です。説明会では「アクティブ会員数」と「お見合い成立率」を必ず質問しましょう。
動向2:マッチングシステムのAI刷新
大手連盟は会員紹介にAIレコメンドを導入し、検索性とお見合い成立率の向上を競っています。システムの使い勝手は仲人の業務効率と成婚率に直結するため、加盟前のデモ確認が欠かせません。
動向3:加盟金・月会費・手数料の体系見直し
初期加盟金数十万円+月会費+成婚料という基本構造は変わらないものの、サポートプランの細分化が進んでいます。総額3年シミュレーションで比較するのが安全です。
各連盟の一次情報はIBJ(日本結婚相談所連盟)・BIU(日本ブライダル連盟)の公式、業界の認証制度は結婚相手紹介サービス業認証機構(マル適マーク・IMS)で確認できます。メリット・デメリットの詳細はIBJのメリット・デメリット、複数加盟の判断はコネクトシップ活用を参照してください。
連盟の営業資料の『会員数◯万人』はほぼ総数です。本当に見るべきは、自分のエリアで動いている実働会員が何人いるか。ここを質問できるかで、加盟後の満足度が決まります。
NAMI-RENSAの結婚相談所マーケティング支援について
連盟の選択は開業準備の出発点。そこから先の「会員が集まる相談所」にするには、連盟の強みを集客コンテンツでどう伝えるかが勝負です。同じIBJ加盟店でも、集客で成功している店と失敗している店の差は「発信力」にあります。
NAMI-RENSAの結婚相談所マーケティング支援は、選んだ連盟特性を活かした差別化ページ・SEO記事・MEO・SNS・AIO/LLMO対策まで網羅的に支援します。仲人さんの個性もAI面談分析で言語化し、他加盟店との差別化ポイントを明確化。会員との会話もAIで分析し、ターゲット戦略に反映します。
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連盟を選ぶだけで集客が上手くいくわけではありません。むしろ同じ連盟の中で差別化できるかが勝負。そこはマーケティングの領域です。
よくある質問
Q. 結婚相談所を開業するとき、連盟には必ず加盟しなければなりませんか?
A. 法律上の義務はありませんが、連盟に加盟しないと紹介できる会員がゼロからのスタートになります。自社だけで会員を数百人集めるのは現実的ではないため、開業時は少なくとも1つの連盟に加盟するのが一般的です。
Q. 複数の連盟に同時に加盟することはできますか?
A. 可能です。IBJとBIU、IBJとコネクトシップなど複数連盟に加盟している相談所は多数あります。ただし加盟金・月額費用が連盟ごとに発生するため、初期投資と月々のランニングコストが増える点は注意が必要です。
Q. 地方で開業する場合、どの連盟がおすすめですか?
A. 地方ではBIUやTMSのような地域密着型連盟が強い傾向があります。IBJは都市部の会員が多いため、地方の場合はお見合い場所の移動距離が課題になることもあります。地域の会員分布を各連盟に確認してから判断しましょう。
Q. 連盟を途中で変更することはできますか?
A. 退会して別の連盟に加盟し直すことは可能です。ただし既存の加盟金は返金されず、新たな連盟に再度加盟金を支払う必要があります。連盟選びは慎重に行いましょう。
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